いつもお世話になっております!六日町店のサービスマンWです!

ようやく春らしい陽気を感じる日も増えてきた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

ただ・・・こう天気が良くなってくると・・・逆に「オレのクルマ、きったねぇぇぇぇぇぇ」って非常に感じてしまいます。冬場、なかなか洗車もできなくて汚れが溜まっちゃって。なんかボディが変な色してて。あげく茶色いブツブツも出来てるし。だって雪の降る寒い中で洗車とか、ぶっちゃけキツいですから。お手々冷たいし。

なので今年もそろそろグラスコートのメンテナンス、あるいは水垢鉄粉除去のメニューをご提案する時期も近いかな・・・?の、前に

「そもそも、水垢とか鉄粉とかって何!?どうしてできちゃうの?」

でお送りいたします。今回は前編です。

一発日帰りでスキーに行ってきただけでもうコレです。実は前日に水垢を落としつつ洗車してあります。道路に撒かれている塩(凍結防止剤とか融雪剤などと呼称されていますが)と泥で汚れ放題です。

バッチリ快晴!!狙い通り!! ・・・道中は雪解け水やら排雪作業やらで汚れ放題でした。

と、ここで一つ紹介、メーカーさんでは

凍結防止剤による自動車部品腐食に対する保守点検整備上の注意点

という注意喚起を公開しておられます。こういう所に遊びに行ったあとはお手入れも大切ですよ、ってことではありますが、・・・

正直な話、少なくともここ六日町店の周辺において塩を撒かない路線はないと言い切ってしまってよいです。もう毎日塩の道(糸魚川~塩尻の千国街道ではないですよ?)を走っています。雪が降っているような天候の日なら、お店の前の国道17号は水が出ているので少しはマシではあります。

太平洋側みたいにカラッと晴れる日が少ないですから、なかなか洗車を頑張ろうって気にもなれず。お手々冷たいし。しかも洗った直後からまた塩でどんどん汚れていきます。というか、晴れる日が少ないのでクルマはほとんど濡れっぱなしですよ。

ただ我々も、高速道路で出かけてきた後や、湯沢の奥の方を走ってきた後などは下回り洗浄なども気を遣ってはいます、が・・・まぁ、カーライフとは即ち錆との戦いです。下回りの錆という点でいきますと、11年目~13年目あたりの車検が関門になってる気がしてます。下回りのメンバーに錆で穴が開いたりして、高額な修理見積もりになってしまったり・・・

で、話を戻しますと、

洗車してもボディの艶が出ない、白系のボディ色のはずがなんか茶色っぽい、洗車してて洗車クロスがスムーズに滑らない・・・これを 水垢 と呼んでいます。

ボディ表面が汚れたままですと濡れて乾きづらくなる、そこへ水垢が次第に出来てくる・・・

お住まいで言えばキッチンやお風呂場に水垢が出来てくるのとメカニズムは同じですね。

ただしクルマの場合、このボディに育った水垢の中に、鉄っぽいやつもかなり混ざってまして・・・

拡大してみます。

こういうブツブツしたやつを 鉄粉 と呼称しています。

水垢と一緒にボディにこびりついた鉄的なブツが錆びて育ってしまったやつです。

洗車クロスを滑らせてるとザラザラと引っかかります。

これ、もっと大きく育っちゃうと、塗装を貫通して、ボディの地の鉄板を腐らせたりします。

なのでその前の初期段階、ボディの汚れが水垢に育ってしまう前に洗い流すのがベストではあるのですが・・・やはりお手々冷たくてキツい。

 

よし!思い立ったその日が洗車日和!

こういうドアを開けた内側、ステップのあたりもついでにササッと洗い流してあげるとよいです。ここに鉄粉が育っちゃうと落とすのが大変なんです。こういうところって塗装も薄いし。

下回りもなるべく水を届かせて、うっし!カンペキ!明日雨予報だけど!あー、お手々が冷たい。

と、まぁ、まとめますと「やっぱりこまめに洗車を頑張りましょう」という結論へと回帰します。ここまでウダウダと書いておいてなんですが。グラスコートの取扱説明書でも、こまめな手洗い洗車を推奨しておりますが・・・実際なかなかキツいところですよね。

「だったら洗車機でもいいよね?」 ともよく聞かれます。こちらの地方、ありがたいことにガソリンスタンド等の洗車機では下回り洗浄がオプションではなく標準っていう所も多く、そう、あの洗車機に向かってクルマを動かし始めると「ゴー!!」って下回りを高圧洗浄してくれるアレです。アレを目当てに洗車機に入れたいって方も多いです(デリカD:5はあそこの洗車機に入れないんだよね~という嘆きの声も多いですが)。お手々冷たい思いをせずにクルマを綺麗に出来るのですから大いに利用価値はあります。

ただ、多少の洗車キズは覚悟しておいたほうがいいかなとも思います。

うまく写真に写りませんでした。自分も今シーズン2回ほど洗車機を利用しましたが、ブラシの跡は残りました。非常に最新鋭の洗車機なら、下手に手で洗うよりもキズもつかず綺麗になるとも聞きますが・・・まぁ、こういう細かい洗車キズが気になっちゃう方にはオススメしにくいですよね。

「コーティング施工車に洗車機はアリか?」ともよく聞かれます。実際こうして洗車キズが見えるということは、コーティングも突破しちゃってる可能性が高く・・・洗車機の性能やブラシの素材にもよりけりではありますが、なるべくなら手洗いで頑張っていただければというところです。

 

上記本文中で取り上げた 「水垢」「鉄粉」 こやつらをどうやっつけていくのかは後編に続きます。あれやこれやと薬剤を使います。(おそらく4月中旬頃になります)